こんばんは。
今日もご覧いただき、ありがとうございます!
7月ももう終わりますね。。。
年々夏が一気に終わる気がするのは気のせいなのでしょうか・・・・・(笑)
子どもの頃は、休みすぎて頭が腐るのでは??!!と思うくらい夏休みに飽きていました。
私の地元では、
8月1日に<ぎおんさん>といって、小さな町の中を大蛇が練り歩いていました。
町では350年以上まえから伝わる神事らしいです。
大蛇の頭の部分にトラックの荷台が連結させてあって、そのやぐらのなかに男児が入り、
太鼓を勇ましく叩くのです。
太鼓をたたくのを任せられている子たちは、誇らしげで、
嫉妬を覚える位羨ましかったですねぇ。
当時はやぐらに上がれるのは、男だけ、かつ、町の商工会に入っていることが条件でした。
商工会に入っているのは良しとして、どうしても越えられない性別の事情。
1日に何度か、家の前を大蛇が通るのですが。
夕方など一緒に綱を引いて歩かない時は、
(終点のお寺まで引っ張ると、アイスがもらえるのです)
外から聞こえてくる調子に合わせて、
自宅の座敷でチラシを太鼓のバチ代わりに畳を叩きまくるのでした・・・
親は見てみないふりをしていたと思います(笑)
自分でも当時のその様子を思い返すと、思い出し笑いできますから、
それはそれはかなり際どい様子だったはずです。
・・・・・すみません、近々そのお祭りらしく。
脱線してしまいました<(_ _)>
皆さんの地域のお祭りの話を、ぜひ教えてください♪
さて。
今日のコーディネート。
クロスブリッジではお馴染みの総レースのプルオーバーやブラウスですが。
これには理由があって、レースの物はうまくデザインの加減ができたものを選ぶと
ON/OFF両方にフル稼働できるからです。
上のこの類のレースは、家庭で手芸として製作されていた由来や起源などから<ナチュラル>な印象が強いです。
その為、ナチュラルとは対極にある、黒・グレー・ネイビー・ロイヤルブルーなど無機質な色を選ぶと
あか抜けた印象になります。
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カットワーク・ドロンワーク・・・いわゆる刺しゅうレースの事。格調高く気品に満ちており、
この手法は中世ヨーロッパでニードルポイントレースの基となりました。
レイチェラレース(刺繍の技法)
初期は教会のステンドグラスも模した幾何学模様が主流。
のちに、高貴な人々の襟やカフスなどの飾りに使われるようになった。
バテンレース 19世紀ごろにヨーロッパ各地に広まり、西ドイツのバテンベルグで盛んに作られた。
華麗でクラシックな印象が強い。
*マークより下の物は、クロスブリッジでもよくお目見えする種類のレースです。
共通して言えることは、「華麗・上品・高貴・伝統的・気品・格調高い」と評されていることです。
1813年に英国人ジョン・リバーが発明したレースの原型である、<リバーレース>を模して、
安価かつ大量に生産可能なラッセルレース。
クロスブリッジの店頭ではほぼ登場しません。よく話題にする、「変な艶めかしさ」(笑) があるからです。
由来をしると、なおその部分に共感していただけると思います。
ラッセルレースも、綿混になるとコットンのすがすがしさが加わるからか、
ずいぶん清潔感が出ますので、不思議です。
というレースの由来を、マニアックに語りながら(でも、大事です!)
今日は古着のリーバイスで、ボヘミアン調に。
白のレースの甘さが1つ選択を間違うと野暮ったくなるので、甘辛の調整をすべく
切りっぱなしのモサモサデニムに、ビーチサンダルを合わせました。
こういう工夫の仕方で、避けてきたアイテムにトライできるところが
洋服の面白さ、コーディネートの重要性を感じる部分だと思います。
【Unaca】の白レース、甘さ控えめでオススメですよ♪ ぜひ、見にいらしてくださいね!
私が良く使う「洋服の歴史的な由来や背景」ってこういうことなんです。
流行の中でだけ生まれた一過性の洋服には、こういう要素が入っていないから
廃れてしまうと私は考えます。
「これ、ブームになっている時に買ったけど、何かずっと対応できるし使えるなー」という服の向こう側には、
洋服の歴史的な由来や背景をしっかり頭に叩き込んだ、デザイナーさんのセンスと能力が垣間見れます。
単なる、自己満足の為の薀蓄ではなく、「服を慈しみながら長く着ることに繋がる」という心を大事にしたいと
考えています。
では。今日はこの辺で<(_ _)>
お付き合いありがとうございました!